cross product

Only those who do nothing make no mistakes.

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

信号無視は政治的判断。

例えば、の話。






ある政治家が、裏金問題で逮捕されたとしましょう。

不当にお金をプールしていたとして摘発されました。

そりゃ捕まりますね。いけないことです。

わかってるのに、その政治家さんはどうして悪いことに手を染めたのでしょう。




その政治家さんは、市民の事をしっかり考えていました。

みんなが便利になって快適な生活が送れるように、もっと街が発展するようにと、新たなインフラを整備することに決めました。

たくさんの人が賛成してくれました。

現場の声を聞き、ますます自信を深めた政治家さんは、悪いことだとはわかりつつも、裏金をプールしました。

土地を買収する際、住民にばらまくためです。

キレイなお金で適正額以上に支払うことは不可能です。

しかし、それでは土地に愛着を持っている人たちは納得しません。

裏金など使わず、一人一人、根気強く説得していけばいいのかもしれません。

しかし、経済は生き物。待っている間にも、市場はカンフル剤を求めて喘いでいます。

着工が一日遅れるだけで大きな損失がでます。

何より、多くの住民が待ち望む事を一日でも早く行いたいのです。

しかし、悪いことは悪いこと。

摘発されてしまい、道半ばであえなく辞職。

後任には、オンブズマンとも仲のいい市民派の政治家さんが就任しました。

緊縮財政、緊縮財政。新しいものなど造れません。

当然、そのインフラの整備計画も凍結。








改革派と呼ばれ、今までのしがらみをどんどん取り払っていく新しい政治家さん。

実体の見えない大都市圏の人々には絶賛され、ニュースにもよく映ります。

しかし、地元の経済界にとっては何の嬉しいこともありません。

ほっといても人が集まる大都市圏とは市場規模が違います。

無理やり新たな市場を生み出さなければ、景気は回復しないのです。

バブル崩壊の煽りも受け、経済はこれでもかというぐらいに停滞しました。






















数年後。

徐々に景気の底打ち感が広まり、水面下で動いていた新たなプロジェクトも表面化してきました。

なんと大企業の工場を誘致することに成功したのです!









もし。





もし、インフラ整備の計画が、予定通り進んでいれば。

誘致した工場の予定地には、近くに駅が存在しました。

そこに多くの雇用が生まれ、新しい人の流れが生まれます。

シムシティーでも、工業地域を作ると住宅・商業地域が大きく発展します。

でも、道路や鉄道をうまく整備してやらないと、すぐ住民から怒りの声が届きます。

というかその前に発展しません。

インフラは、街の発展の鍵を握っています。











しかし、実際には、ありません。

便の悪いバスがあるだけです。

工場は奥地にあるため、今でもひどい渋滞は更にひどくなるでしょう。





「図書館前」という駅ができることを見越して作られた図書館は、不便なところにぽつんと建っています。

日本でもかなり大きい部類に入る豊富な蔵書を抱えながらも、利用者にはあまり愛されていません。

もし、計画が頓挫しなければ。もし、もしも…




















権力を利用して、私服を肥やすバカ政治家など論外。

そんなカスの話ではない。

こうすることが市民のためになる、と信じて法を犯すこと。

そういうことも、あるのだ。







夜中、恋人が事故に遭い、病院に搬送された。

一秒でも早く駆けつけたい。

そんな状況の中、車のこない道路で信号待ちなどしていられるだろうか。



程度の差は(かなり)あれども、法律を凌駕してでも遂行すべきことがあると信じている、という意味では同じではないだろうか。

これが、政治的判断、ってやつだと思う。

東野圭吾の「手紙」を思い出す。

法律というのは、言うなれば多数決で生まれた決まりであり、譲れない例外というものも必ず出てくるのだ。








正しい事をすればいい。そうすれば絶対間違わない。

色んなところから学んで見えてきた本質のうちの一つがこれだと思っていた。

しかし、正義は時に残酷な牙を剥く。

その正義を盾に人も残酷さを増していく。

正しいことが、痛い。

ずばーんと言い過ぎて失敗した、なんてこともよくある。






正しいって、何だろう。

FC2blogRanking





中岡らが、思想や観念から入って薩摩と長州の手を結ばせようとして、失敗した。

竜馬は、実利から入って薩長同盟にまで持っていった。

両方とも正しいけど結果は分かれた。

物事を多面的に認識せよ、ということか。

| | 23:39 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

裏金と信号無視、とても分かりやすくて考えさせられました。「正しい」って難しいですね、、、誰もが納得できる正しいことってあるのか・・・例外は必ずでてきますもんね。

| なるみ | 2008/03/21 10:15 | URL | ≫ EDIT

おれは常々、最大限の利益を引き出してくれさえするなら
ムカつく態度も裏金も許せると思ってますよ。

自分の利益だけでもっと大きい利益を引き出せない無能な政治家や公務員がいるから腹が立つ。
利益を生めないならせめて損害を与えるなって言うのに、自分の数千万の利益を得るためだけに国に数十億の被害を与えたりするから困る。

こうすれば市民のためになると「信じて」やってくれる人は嬉しい事は嬉しいけど、大概外しちゃう人多い気がするんで、市民のためになると「見越して」やってくれる人が欲しい。
仙台空港周辺の開発とか、信じてるんだろうけど、あれ絶対借金こさえて終わるよ・・・・・・orz

| 日暮しメガネ | 2008/03/22 01:16 | URL | ≫ EDIT

>なるみさん
誰もが納得「できる」正しさなんてないんじゃないかと思います。誰をも納得「させる」ことが政治だし、それが正しさを生み出すんです。
事実自体に正しいも悪いもありません。その事実に人間のエゴが組み合わさるからこそ価値が生まれるわけです。

プラチナに価値があるのは、存在量が少ないということだけでは理由になりません。
存在量に対して、欲しい人間がたくさんいるからこそ、価値が高まるんです。

突き詰めて考えると、正しさも「生み出す」もの、です。日本人はそれがへたくそですが。



>メガネさん
公務員っていうのは、法律的判断を遵守しなければならない民族だからねぇ。
何をもって「見越す」のかが難しいところだ。
現状存在する意見の調整しかできないやつなんていらない。自分の意志がなければ逆風に立たされたとき何もできないから。
だからこそ自分が正しいと信じる理想像を描けなくてはダメだと思う。しかも、ずっと先のことの。
その理想像にどんだけ市民としてのリアリティが存在するかが大事、ってことでしょ?
黒だって白と白で挟んでやればひっくり返るんだから、政治家は正しさの価値を自分で創り上げないとうまくいかないんだね。
まいた種にはきちんと水をやらなきゃ育たん。ハコモノ造ってはい終わりーじゃうまくいくわけがない。

中華街構想とかあったよね。あんなの全然リアリティがない。政治家になるための条件にシムシティ好きは必須だ(笑)

| ひろし@管理人 | 2008/03/23 16:07 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://crossproduct.blog32.fc2.com/tb.php/415-20156eaa

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。